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育毛剤の成分ミノキシジル

ミノキシジルは1960年代に現在のファイザー製薬が高血圧の患者に向けた血管拡張材として作られたという話と、アップジョン社が心臓病の降圧剤として開発したというまったく目的が違う話があります。
共通しているのは副作用で「多毛症になった」「発毛した」「医師が自分の身体を使って実験した」という逸話が残っています。
副作用を発想の転換から育毛剤にしたという点では変わりはないようです。

元々の目的が血液の拡張にあったといってもよく、頭皮にまで栄養が届くことによって育毛されているのです。
しかしこの薬は日本において認可されていません。
認可されているのは1%の成分を使った育毛剤で、即効性は低く効果が現れるまで数ヶ月かかるとまで言われていたのが認可されていました。

2009年においては5%までのミノキシジルの使用した育毛剤を厚生労働省は認めています。
しかしミノキシジルは副作用が強いことが懸念されている薬なのです。
血管を広げる作用があるために心臓が弱い人や血圧の低い人になどにとってはあまり勧められる育毛剤ではありません。

さらに身体がほてったり、汗をかきやすくなるなどといった日常的な症状も報告されています。
また効果がでるのに時間がかかるためにその間に服用をやめてしまいますと、再び脱け毛が再発してしまうとも言われています。
ミノキシジルはその配合割合によって副作用の発症率が変わります。

1%のミノキシジル配合は副作用の確率が1〜2%、5%のミノキシジル配合は副作用の確率が9%となっています。
約1割の確率で副作用が起こるのが現在のミノキシジル育毛剤の結果です。
ただし最近では7%ミノキシジルや10%ミノキシジルなどの育毛剤も出てきているようですので、ミノキシジルが多く使われているほどに副作用の確率は高くなると考えて購入するようにしてください。
ミノキシジルは副作用の可能性がありますので、医師の診断を受け処方してもらい使用するほうが安全であるといえるでしょう。

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